小説 ~扉を開けば~10
第十話 初めての授業
一時間目の授業が行われる教室についた。ほとんどの生徒がもう座っている。なんだか、空気が緊迫気味………。
そして、俺も………緊張している。なんたって、超能力の授業……。俺がもっているこの能力についてもわかる。そして…なんたって、すっごい興味がある!!
超能力のこととか……歴史とか………それにまつわることとか……そしてなんて言ったって……チェンインジとか言うやつのことも知ることができるんだ。
ばたん。扉が開く音がした。そして、女の人が入ってきた。おそらく…トラァブェラー先生だな!トラァブェラー先生は教壇へとあがっていった。
「全員、そろっているな。」
そういって、トラァブェラー先生は周りを見渡した。生徒11人全員がそろっていることを確認した。俺とも目があったが、すぐに視線をそらす。
「では、授業をはじめる。」
心臓がばくばくして、体がかちんこちんになった。ほかの人もみんな、緊張しているみたいだ。
「そんなに、緊張しなくてもいいよ。」
トラァブェラー先生は、そんな生徒達のようすをみてかすかに笑い言った。先生が笑ったことで、みんなの緊張も少しほぐれたみたいだ。空気が一瞬にして、おだやかなものにかわった。そして、俺の肩の力も抜けた。
「今日は、超能力についての授業だ。」
普通なら、教科書の○ページを開いて。とか、いうんだろうけど、この学校には教科書はいらないみたいだ。……というよりも、超能力の教科書なんかありゃしないか……。
そして、ノートもとらなくていいみたいだ。なんでだかはわからないけど……。
「ノートがいらないのは何でかって?」
トラァブェラー先生は、俺の方をみて言った。げ。この先生、心の読めるのかよ!!
「私は、心は読めないよ。」
じゃあ、何で……。
「フレイムくん…君の顔にかいてある。」
「え!?うそ!!」
俺は、服のそでで顔をふく。周りのひとは笑っている……。なんでだよう!!!
「フレイム…顔に書いてるんじゃなくて……顔にでてるんだよ。」
顔に出てる……????あぁ!そっちのほうの“顔に書いてある”ね!なぁんだ。てっきり、誰かに油性ペンかなんかで、落書きされてるかと思ったぜ。
くっそー!!この2日間で俺ってば、ずっと笑われっぱなしじゃないかよぅ!!ウィークにも、トリートにも…みんなに笑われていた。
俺ははずかしさのあまり、顔が真っ赤っかになった。
「それでは、授業をはじめるぞ!さっき、フレイムくんがいったとおり……いや、正確には思っていたとおり、この学校にはノートがないのはなぜか……。それは、必要がないからだ。」
「必要がない?」
誰かがそうつぶやいた。俺も同じことを思っていた。おそらく、生徒全員が。
「その言葉の通り、ノートをつかわないのさ。この学校ではね。何でかというと……」
トラァブェラー先生は①、②、③とかかれたカードを出してきた。そして、
「遊びながら、勉強するからなっ!」
生徒達の顔に笑みが浮かぶ。超能力の授業が出来る上……さらに、遊びながら勉強できるとは!!!すっげー!!!!おもしろそうじゃねぇかよ!!!
俺は、ますます楽しみになった。そして、これからゲームが始まる。よーし!!名誉挽回するぞー!!!
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